私たちは、家庭、学校、職場など、さまざまな場面で、他者の期待に応えながら成長しました。
親や先生、上司の意見を気にして、どこか評価されたい気持ちで行動した経験は、多くの方に共通するものではないでしょうか。
しかし、他者の期待に応えようとする生き方を続けていると、大人になった後に
「自分が本当に大切にしたいことは何だろう?」
「自分は何を目指しているのだろう?」
と、ふと立ち止まって考えてしまう瞬間が訪れることがあります。
自分が大切にする価値観があって、それを軸に生きている人は、他者からの評価に振り回されることなく、自分らしい意思決定や行動ができるようになります。
他者の期待を優先するスタイルを「社会適応型」の生き方と呼ぶすると、自分自身の価値観を中心に生きるスタイルは「自分主体型」の生き方と呼ぶことができるでしょう。
この社会適応型から自分主体型への生き方の切り替えは、単なる考え方の変化にとどまらず、自己イメージを改善して、自分の行動パターンを充実したものへと変えるきっかけにもなります。
「社会適応型」の生き方は、他者との調和を大切にし、組織や社会の一員として貢献するという重要な役割を果たす生き方であり、 例えば、次のような特徴がみられます。
・ 他者の気持ちに配慮して行動する
・ みんなの価値観を尊重し、それに合わせる
・ 組織や文化のルールを受け入れる
これらの特徴は円滑な人間関係や社会生活を送るうえで役立つものです。
しかし、もし「周囲に合わせること」を優先することによって、「自分が望む生き方」や「自分を大切にする生き方」ができてないと感じるとしたら、それは「自分主体型」への切り替えを検討すべき時が来ているサインかもしれません。
「自分主体型」の生き方に切り替わると、次のような変化が見られるようになります。
・ 自分の価値観や大切なものをしっかりと認識している
・ 他人の意見を参考にしつつも、最終的には自分で決める
・ 一般的なルールや常識を疑ってみる、異なる観点で検討してみる
例えば、職場で「この会社ではこうするのが当たり前」と言われたとしても、「それが本当にベストなのか?」と自分なりに疑問を持ち、その疑問について他者と話し合う姿勢が「自分主体型」の特徴です。
かつては、社会の枠組みに適応し、人から褒められることが「良い人生」とされた時代もありました。しかし、心理学の研究や先人たちの智慧によると、真の生きがいは「社会適応型」を超えたより高い次元の生き方の中で体験されるものだと語られています。
「自分主体型」になることで得られる高い次元での「真の生きがい」とはどのようなものか・・・。
このことを知り、考えてみることで、これから先の成長のヒントに気づけるかもしれません。



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