「大人が成長するってどういうこと?」そんな疑問を持つ方に心理学の発達理論をご紹介します。
私たちの心や意識の働き方は年齢を重ねても発達し続けますよ、というお話です。
■ 大人の成長?
大人の成長は、ものの見方や考え方、つまり、心や意識の働き方が変化・成長すること、と言えます。
物事や人間関係の考え方は、10代の頃よりも今の方が「成長しているな」と思いませんか?
心理学の発達理論では、人の心の働きをいくつかの成長段階に分けて考えます。
例えば、大人になった後の「意識の成長」について、次のようなレベルアップの例を紹介しています。
・「正解を求める」から「自分なりの判断基準を持つ」へ
学生の頃は、「答えが正しいかどうか」を気にしていたけれど、大人になると「自分はどう考えるか」が大切になるような感覚です。
・「周りの期待に応える」から「自分の価値観で生きる」へ
若い頃は「人からどう見られるか」を気にしていたけれど、成長すると、「自分が大切にしたいことは何か」を意識し始めるというような感じ。
■ 成長のコツは柔軟な発想転換
では、心や意識を成長させるにはどうすればいいのでしょう?
すぐに試せる比較的簡単なコツは、発想を柔軟に転換できるようになること、です。
・ 仕事のトラブル → 「困難に対処する力を磨くチャンス」ととらえる
・ 人間関係の悩み → 「相手の立場で考えてみよう」と視点を変える
・ 思い通りにならない → 「この出来事から何を学べるか?」と考える
このように、発想転換をうまく使えるようになると、心の働き方のレベルアップがもたらされます。
■ 成長すると、人生が充実する
心が成長することのメリットはたくさんありますが、主なものをひとつ挙げると、それは、自分らしく生きられるようになり、人生が充実する、ということ。
心が成長すると「自分なりの視点と価値観」を持てるようになるので:
・うまくいかなくても、自分にできることに集中して解決のチャンスをつかむ
・ 人間関係で悩んでも、相手の立場を尊重して、広い心で受け止める
・ 判断に迷っても、自分が大切にする思いに基づいて考え、行動できる
こうした変化が、ストレスを減らし、人生をより充実したものにしてくれるのです。
■ まずは自分の成長体験に気づくことから
成長が大切だからといって、「もっと成長しなくては!」と大げさに身構える必要はありません。
まずは、自分にはどんな心の成長変化があったかを身近な体験から探してみましょう。
・ 数年前と比べて、自分の考え方が変わったことはなに?
・ 昔は苦手だったけど、今ではうまく対処できることは?
・ 最近、「前より気持ちが楽になったな」と思えることは?
こんなふうに考えてみると、「自分って意外と心の成長してるかも!」と気づけるかもしれません。
もしも、「今の自分のままではしんどい、つらい・・・」と感じることがあったら
あるいは、「もっと柔軟な考え方をしたい」「自分らしく生きたい」と思うことがあったら
それは次の成長体験が始まるタイミングなのかもしれませんね。
「大人の成長」をよく知ることで、もっと楽しく、より充実した人生をつくり始めてみませんか?



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